お知らせ

飼育野生動物栄養研究会からのお知らせです。

飼育野生動物栄養研究会2025年度大会を、以下の要領で開催いたします。

■会場:豊橋総合動植物公園 豊橋市自然史博物館 講堂
   (〒441-3147 愛知県豊橋市大岩町大穴1−238)

■日程:
 1日目
   2025年11月22日(土)午後 学術集会
  教育講演

   1.「特異なフードチョイスに関わる霊長類の味覚多様性」(仮題)
    今井 啓雄 氏(京都大学)

   2.「ニワトリの味覚・食行動研究から考える動物の味覚とフードチョイスの共通原理」(仮題)
    川端 二功 氏(弘前大学)

  ポスター発表
  

 2日目
   2025年11月23日(土)午前 学術集会
  パネルディスカッション

   「動物の味覚を考える ~種差・個体差・多感覚知覚~」

   コーディネーター:
    牛田 一成 会長(中部大学)

   パネリスト:
    今井 啓雄 氏(京都大学)
    川端 二功 氏(弘前大学)
    伴 和幸 氏(豊橋総合動植物公園)

  口頭発表

   2025年11月23日(日)午後 エクスカーション
  大会終了後、豊橋総合動植物公園へ         
    

■大会長:高見 一利(豊橋総合動植物公園)


2025年度野栄研大会開催要領


2025年度野栄研大会要旨作成要領・発表要領


要旨見本(口頭・ポスター)


2025年度野栄研大会ポスター


 2024年度,「飼育野生動物栄養研究会」神戸大会に,ご参加いただき,誠にありがとうございました。 今回の研究会では,飼育下の野生動物における栄養管理や健康維持の方法,のみならず世界各地のフィールドで得られた貴重な知見等,多岐にわたるテーマが取り上げられ,参加された皆様の豊富な知識や実践的な経験が共有される貴重な機会となりました。学術的なアプローチのみ,現場での取り組み事例や課題についても率直に意見が交わされ,より立体的かつ総合的に「飼育野生動物の栄養」を考えることが出来たのではないかと感じております。
 1980年代中ごろに,インドネシアのモルッカ諸島に生息する大型のオウムのオオバタンが急激に減少しているという情報があり,その繁殖に取り組んだことがあります。なんとか雛が孵化するのですが親が育てず人工育雛に矛先を変えました。国内初の人工ふ化個体に対して散々議論して用意した仕様を,私がチューブで与えた瞬間,喉に詰まらせて死亡。今もその時の雛の感覚が手のひらに残っています。数年間に何度かの失敗を重ね,まずはペット用のミルクを与えて初期を乗り切り,徐々に濃度を上げることで雛が育ちました。現在では,市販のオウム育雛用の飼料が輸入されており容易に雛を育てることが可能となり隔世の感があります。当時,姫路セントラルパークの飼育課長だった佐藤哲也が「雛には乳糖の分解酵素がないから危険だ。」と忠告してきましたが,上手く行ってんだから問題なしと撥ねつけたのも良い思い出です。栄養や給餌方法に関する最新の研究成果は,飼育動物の健康維持や繁殖成功への具体的な解決に向けて重要な切り口となります。それぞれの種や分類群の特徴を踏まえ,更なる研鑽が必要と考えます。
 本研究会が,研究成果の発表や共有だけでなく,現場や大学・研究機関,関連企業など,さまざまな立場の方々が意見交換を行うことで,学術的にも野生動物飼育の実践にも意義のあるネットワークを形成することに意義があると感じます。飼育下の野生動物の栄養管理の充実は,動物福祉の向上や種の保存のために重要です。一つの取り組みが多様な課題解決の最終緒得となるため,今後も皆様のご協力をいただきながら,学術研究と現場橋渡しの場としての意義を深めることを切に希望するものです。最後に,発表者ならびに座長の方々にお礼申し上げ,挨拶とさせていただきます。


日橋 一昭(神戸どうぶつ王国 園長)


本研究会のホームページを開設して以来,更新が滞っていた「コラム」ページの運用を,2025年から少しずつ進めて参ります。
不定期更新にはなりますが,お楽しみいただければ幸いです。

2025年1月1日から,4冊の書籍紹介を公開しております。
本研究会会長の牛田一成や,2024年度研究会大会の大会長である日橋一昭氏にも,
紹介コメントを執筆いただきました。

各ページ上部のバナーにある「コラム」をクリックの上,ご確認ください。
本研究会の会員でない方もご覧いただけますので,ぜひご活用ください。


新年あけましておめでとうございます。
今後とも本研究会を何卒宜しくお願い致します。


下記3点の教育講演・特別講演に関して,講演全体を15分程度に切り分けて,講演アーカイブスにアップロードしました。

湯本貴和氏:世界3大熱帯雨林の共通点と相違点~果実食者の視点から~(2024年度大会)
北村俊平氏:サイチョウ類の採食生態と繁殖行動(2024年度大会)
古瀬充宏氏:飼育されている野生鳥類の飼料ならびにニワトリをモデルとした餌の選択について(2024年度大会)


また,来賓されたUWEC(ウガンダ野生生物保全教育センター)の職員による活動紹介を,
講演アーカイブスにて同様にアップロードしました。


通勤などの移動中などで気軽にご活用いただければ幸いです。